発表会
いよいよ発表会当日。とりあえず体調は悪くなさそうなのでよし。会場は乗り換えが面倒なところにあるのでいつものごとく自転車で移動。去年見に行ったときは電車だったので場所がよくわからず地図を片手にウロウロしていったのだけど、時間に余裕をもって出発したので楽屋入り時間前に無事到着。近くのコンビニで参加の皆さんと会っったのでご挨拶しつつ買い物してから楽屋入り。一緒の部屋の小学生2人、T君T'君と上級者Kさんはもう来てた。
バーレッスンが始まるまでKさんと時々覗きにくるS先生に教えてもらいながらメイク。一応1回だけ練習してったけどあんまり効果なかった。なかなか思うとおりにならなくてすごい時間かかった。結局時間までに完成できず中途半端な顔のままバーレッスンに参加。
バーレッスンは薄ら寒いロビーにバーを持ち込んでやった。数が全然足りないので廊下の手すりやドアの取っ手なんかも利用して。慣れない環境なのでまたよく間違った。まぁ体を動かすのが目的だろうから多少間違えたっていいだろうと自分を納得させる。
楽屋に戻ってメイク続き。なんとか見られるとこまで仕上げて場当たりとゲネプロに参加。ゲネプロはかつてないほど緊張した。ライトが強烈なのと客席側が真っ暗なののせいか回りモノのあとはどっちが前だったか一瞬わからなくなる。こんなの1回で慣れるわけないので本番も同じ状況だと思うとゾッとした。トゥール・アン・レールとピルエット・ダブルはなんとかできたけど、フェッテ→アティチュード着地は3回ともずれて失敗。。
時間をおいて全体でやる方のゲネプロ。衣装を着替えてまた舞台へ。みんなでやる分こっちは大分気が楽だ。でもやっぱり緊張してるらしくトンベ→パ・ド・ブレ→グリッサード→アッサンブレは大分怪しい感じだった。大丈夫なんだろうかこんなで。。
写真撮影の後ちょっと時間があったのでできるだけ練習。ゲストのHさんもなんか上手くいかないらしくKさんに相談したりして悩んでる風だった。僕から見たら全然問題なさそうなんだけど。僕の方は僕の方でアティチュードの着地やらトゥール・アン・レールやらをひたすら黙々と。アティチュードは落ち着いてゆっくりやればなんとかなりそうだけどトゥールの方は成功率低そうでアームスの使い方を変えてみたり回り方を変えてみたり四苦八苦。同じ方法でやってるつもりでも出来るときと出来ないときがあって気持ちは焦るばかりだった。
本番前。楽屋にはKさんやT君宛ての花束やら差し入れやらが続々と届けられてる。なんかすごいうらやましいなーと思ってたら発表会に出ない一般クラスの人からお菓子をもらった。ほんの二包み(？)だけど嬉しかった。来年はもっともらえるようになろう！と変な方向に闘志を燃やす。
で、ついに本番。一般ポアント組の踊りを舞台袖から見てるうちに緊張感より彼女たちもやれてるのに僕にやれないはずはないという気持ちのほうが強くなってきた、気がする。登場は問題無し(多分)。客席の方を見ても顔までは見えないので恐怖感とかはなかった。が、問題のフェッテ→アティチュードは(落ち着いてゆっくり)と言い聞かせてたにも関わらず3回ともピタッと止まれなかった。うぅ。。それでもトゥール・アン・レールとピルエット・ダブルはこけたり舞台から落っこちることなくなんとかこなして終了。お義理の拍手でもそれなりに嬉しかった。たかだか1分強なのにすごい疲れた気がする。。
楽屋に戻ってモニタでKさんのソロを見ながら小休止。なんか動きに余裕がある感じだ。おそらく僕は一度も笑顔なんて見せてないだろうと今更ながら思った。T君とT'君のバリエーションもモニタで見る。特に目立った失敗はなさげだった。回りモノも安定してるなー。2部が終わる頃次の衣装に着替えて舞台袖に移動。
全体の方は僕たちの前に小学生以下の子たちの演目がある。3歳の子に出来て僕にできないはずがない！とさっきと同じようなことを考えつつ舞台へ。今度は板付きってやつだ。さすがにさっきよりは緊張感も薄れてた。こっちはバリエーションよりはマシな出来だったと思う。グリッサード→アッサンブレがちょっと怪しかったしペアテ×4で前がわからなくなりかけたけど。とにかく出番はすべて終わって初めて笑顔がこぼれた。舞台裏で。
着替えてメイクを落としてやっとリラックス。最後の演目が終わるまでモニタで観戦。楽屋に訪れる友人やら知り合いやらに応対する上級者やゲストの人たちを見ながら来年は僕も人を呼べるレベルの技術を身につけたいなぁと思った。いちいち動機が不純な気がするけども。片づけを手伝ったりした後打ち上げ会場に移動。
打ち上げ。とても楽しい席だった。色々おめでたいことの発表があったりS先生やA先生の労いの言葉があったりゲストの方ともちょっとお話させてもらったり。楽しい時間はあっという間に過ぎて最後はゲストNさんの三本締めで終了。長い一日だった。
