夏合宿(その2)

いよいよ稽古。いつもは(と言っても参加するの3回目だけど)全体で基本→帯ごと別れて型→全体でスパーリング→黒帯の先輩の組手を見る、という流れだったけど、今回はスパーリング中心ということで支部長はじめ4人の先生の実践セミナーのあとライトスパー50ラウンドという形式だった。セミナーの方は各先生ごと特色があって色々役に立ちそうなテクニックもありよかったのだけど問題はスパーリングの方だ。


僕の予想では希望者のみが参加してトータル50ラウンドという感じだったのに実際は体調不良や怪我でこれ以上できないという人でなければ抜けられない半強制タイプだったのだった。そして上の帯の人はもちろん下の帯の人もなかなか抜けないのだこれが。ライトだってのにガンガン攻めてくる人はいるしそうするとこちらもガンガンいかざるをえないし。当然疲れるし痛いし。あと支部長が1ラウンド終わるごと回数を数えるのだけどたまに数え間違いで進まないことがあって精神的にかなり参ったりもした。「時蕎麦」かと思った。


結局時間の都合とみんなの疲れ具合(?)で20ラウンドで終わったのだけど実際は25ラウンドはやったと思う。1ラウンド45秒だから20分弱か。近来稀に見る疲れっぷりでお花畑が見えそうだった。


宿に帰って着替えて風呂に入る間もなく夕食。海の家でバーベキューだった。今後の人生において参考になるかどうかわからないけど勉強になったことは「腹が減ってる60人もの人間の食事として準備から始めるバーベキューはおそろしく不向き」ということだ。しかもどっちかというと食べ物より重要な飲み物は自腹で海の家から買う方式だし。アルコール禁止だし。グリルは家庭用の2倍くらいのサイズが2台(後半1台追加)だし。焼くのはセルフサービスだし。なかなか火がつかないし。みんなグリルの周りに群がるし。冷凍肉はグズグズになるし。多少生でもいいやって思っちゃうし。浜辺でやってる花火楽しそうだし。焼けるまでの間に出された焼きそばとおにぎりで結構満足しちゃったし。最後に下の帯の人が動いてなかったって怒られるし。これだったら普通の宿の夕食がよかったなーと思った。もちろん口に出しては言わないし言えないけど。


そしてまた宿に戻り風呂に入る時間もなく宴会。最初の支部長の話はとてもよかった気がした。各道場の出し物もクオリティが高かったり低かったりで面白かった。僕らの手品は心配してたよりは上手くいったり心配してたよりもグダグダだったりした。しゃべり慣れてることって重要だなと思った。何よりアルコールOKなのとおつまみがちゃんと食べられることが嬉しかった。


宴会が終わった後もまだ飲む人は飲んだり風呂入る人は入ったり寝る人は寝たりで1日目終了。明日は6時起床。多分起きれるけど疲れたので深夜の飲み会には参加せず寝た。