夏合宿(その3)

朝。5時前に目が覚めて二度寝しようと思うもこういうときに限ってサッパリうまくいかなかったのでこっそり起き出して散歩でもしようかと思って階段に向かうも階下から話し声がするのでちょっと覗いてみると宴会場にいる剛の者が何人か見えてなんか面倒くさそうだったので洗濯干し場に出て読書した。まだ日が強くなくて風が気持ちいいので助かった。6時10分前に部屋に戻ろうとすると同じ道場の人に見つかってちょっと気まずかった。


朝の稽古は砂浜で行う。例年朝っぱらからそんなに疲れることはしないので足とか痛いけど特に不安はなし。まずは堤防までジョギング。波打ち際を走るのでいきなりすそが濡れるも後でどうせもっと濡れるので気にしない。戻って基本をちょっとしてから帯ごと別れて型の稽古。僕らは平安2というやつで順番とかはもうすっかり頭に入ってるので楽勝だった。上の帯の人たちは「テッキ(鉄騎?)」という新しい型を教えてもらうというのでむしろそっちに行きたかったかも。一通り覚えたら帯ごと膝くらいまで海に入ってみんなに見せる。すっかり頭に入ってるはずなのに一箇所間違えて(しかもビデオに撮られてた)つくづく本番に弱いなぁと思った。


例年だと男子は胴回し蹴りの稽古と称して海に飛び込んだり打ち上げられた鯨みたいに寝転んで腹踏みされたりするのだけど今年はややおとなしめなリレーだった。僕らのチームは周回遅れ気味で負け。まぁパワーバランスとか調整したわけでない単純な道場での分け方だったし波打ち際コースで明らかに不利っぽかったし罰ゲームは拳立て10回だけだったしなのでよしとする。最後集まって正拳中段突き10本して写真撮影して終わり。


朝食は普通の極めて民宿的な朝食。アジが固かった。あとここの宿のおばちゃんがいつもいつも怒っててバイトに怒鳴り散らしてるのだけど朝食を摂る時間の認識にずれがあったり使っちゃいけないはずだった風呂場を使ったりでかなりヒートアップしてた。引越しおばさんと対決させたいくらい。笑っちゃいけないんだけどつい笑ってしまった。


あとは出発まで自由時間、ということで海へ。日に焼けるとまた辛い目にあうのであまり行きたくなかったけど、外に出てるときはシャツとタオルでカバーすることにしてやっぱり楽しむことにする。遠浅だけど波は高めでなかなか楽しかった。目の保養的には微妙なところ。自分の水着姿が周りにどのような影響を与えるか自覚してほしい人もちらほらいたとかいなかったとか。海水浴客用イベントっぽい地引網とかやってて見物しようと思ったらなぜか支部長とか参加してた。いいのか?と思ったけどいいんだろう多分。とりあえず一夏分は楽しんだ感じで宿に戻る。


お昼のカレー食べてバスに乗って帰る。アンケート用紙が配られたのでちゃっちゃと書いて日記の下書きもちょこっと書いてあとはほとんど寝てた。なんかテクニック講座みたいな有意義なビデオが流れてたのでもったいなかったけど寝る子と地頭には勝てない。間違ってる。


予定では16〜17時に到着だったけど15時半には道場に着いた。そこで解散。自転車で帰るのがうんざりするくらい疲れてたり怪我してたりしたらどうしようかと心配したけど思ったより元気でよかった。明日仕事休むつもりだったのにこれでは出れてしまいそうだ。それだけはちょっと残念。


うちに着いたら猫も一応元気だった。暑い中留守番、ご苦労様。