- 作者: 舞城王太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/08/07
- メディア: 単行本
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「好き好き〜」の方は「色んな」と書いたけど全体的に死の予感やら匂いやら空気やらが感じられるものが多くてそんな状況だから愛し方も愛され方も激しかったり理解しがたかったりしてる。過去に読んだ舞城作品はどこかしらユーモアというかおちゃらけてるというかバカな部分が含まれてたけどこの話にはそういった要素が少ない。それでも僕はこっちの方がよかった。
対する「ドリルホール〜」の方はちょっと性的描写が多すぎっていうか。途中でうんざりしてきて早く終わらないかなって感じになってしまったので好みに合わなかったと思われる。頭にドライバが刺さったまま生きてるっていう状況があんまり活かされてないような気がした。
- 作者: 大橋禅太郎,倉園佳三
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2004/01/23
- メディア: 単行本
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Amazonマーケットプレイスで買ったのだけど実際手に取ってみてまず驚いたのはその薄さだった。向こうが透けて見えるかと思った(言いすぎ)。定価で買わなくてよかったーとつくづく思った次第。内容はそこまで薄くないしフムフムと思うものもあるけど、友達を頼りにするものも多くて友達少ない僕にはちょっと実戦しづらいかなと寂しく感じた。
- 作者: 飛鳥部勝則
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1998/10
- メディア: 単行本
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自殺した画家の心理を残された絵から読み解く「図像学」というのが面白かった。作中作の中で起こるメインというべき殺人事件のトリックよりもそっちの方に興味がいくくらい。図書館で借りたのだけど返すとき他の作品もパラパラとめくってみたら何かしら絵に関係がありそうなものばかりだったので他のも読んでみたいなと思った。絵自体はあまり好みじゃないけど。