試合手伝い

もののはずみで承諾してしまった大会の手伝いのため普段の出勤より早い時間にうちを出る。先週の週間予報では日曜はずっと雨マークだったのにパッと見降りそうもなかったので会場まで自転車で行くことにした。自転車の方が電車で行くより早く着くのだ。所要時間の見込みは約1時間だけど迷うことも考慮して15分くらい早めの出発。途中途中で地図を確認しながらほぼ順調に進んでいたが最後の最後で迷って15分くらい時間をロスした。目的地を勘違いしてたのが原因。それでも集合時間の8時には間に合ったのでよかった。


まずは会場設営。支給されたTシャツに着替えて長テーブル運んだり中に何が入ってるかわからないダンボールを運んだり試合場になるマットを運んだりした。マットはジグソーパズルの親玉みたいなやつで組み合わせて使うのだけど、この組み合わせる作業は結構楽しい。頑張れば流行のドット玩具みたいにマリオとか作れそうだ。赤青2色しかないし実際やったら確実に怒られるけど。


9時を過ぎたので会場を開けて選手や父兄を入れる。荷物置き場とか自分たちの陣地は普通隅の方から埋まってくものだと思っていたが試合場とそれ以外を分ける仕切りギリギリに場所を確保する人の方が多くて前のめりだなぁと思った。早速アップを始める選手たち。その間僕たちは自分の仕事の説明を聞いてたり必要なものの準備をしてたりしてた。ちなみに僕の役目は出場選手を呼び出したり必要に応じて防具をつけたりする選手係というもの。


10時に開会式の予定だったが15分遅れでスタートし早くも嫌な予感がする。僕の記憶が正しければおよそこの手の大会では時間通りに進んだ験しがなく1時間や2時間の遅れは当たり前だったりするのだ。


まぁとにかく試合開始。僕は主に試合前に選手がちゃんと来てるか確認する役だったのだけど、選手に控えててもらう場所と見物客がいる場所との仕切りがないので周り中人だらけで暑くてたまらなかった。あとちゃんと試合の順番を把握してて自分から来てくれる人はいいのだけどそうでない人はこちらから大声で呼び出しをしなくてはならない。たまにいくら叫んでもさっぱり応答がないので本部に確認に行くと棄権した選手だったりする。棄権選手の情報はこっちに回ってこないのでいちいち確認に行くのが超面倒だった。あと呼んでも来ないのは子供と付き添いの父兄の方が多くて散々会場を探し回って見つからず戻ってくるとしれっとした顔で待ってたりして正直頭にきたりもした。


昼過ぎになり選手係チームで順番に食事休みを取る。僕は一応チームリーダーの役にならされてたので一番最後だった。支給されたお弁当はかなりのボリュームでとても食べきれなそうだったので用意してたパンを食べた。つかの間の休息。でも会場内で飲食禁止なので太陽照りつける外での休憩なのでまったく休まった気がしなかった。


試合は2コートに分けて行われていたのだけど、僕らの担当じゃない方のコートの進行が遅れてて(もっともこちらのコートの進行も遅れてたのだが。相対的には早かっただけ)そっちの試合がこっちに回されてきて余計な仕事が増えた。たださすがにトーナメントが進んで人数が減ってくると人探しは楽になってきた。暑いのは相変わらずで常に汗ばんでる状態なのは変わらない。


演武のブロック割り、バット折り、瓦割りはとても素晴らしかった。今日のよかった探し一等賞。


各クラスの決勝戦は1コートで行われる。あと20試合。時間はすでに2時間以上オーバーしてる。試合はさすがにどのクラスも激しくて見ごたえがあった。そしてすべての試合が終了し閉会式。終わった。。と思うのはまだ早い。これから後片付けがあるのだった。


主にやったのはマットの片付けとそのマットを近くの道場まで運ぶのと掃除と長テーブルを近くのホテルに運ぶこと。マットもテーブルも重かった。テーブルを運んで戻ってきたとき他の手伝いの人たちがほとんど帰らんばかりの勢いで着替えてたりしたのでもう解散の合図が出たのかと思って僕も着替えた。支部長に挨拶してから帰ろうとするとちょっと待てと言われたので待つ。実はまだ解散の合図などされてなかったのだった。危ない危ない。。正式に終わりの挨拶があって解散。支部長と同じ選手係ですごいよくサポートしてもらったIさんに挨拶して帰る。一応絵の道具も持ってきてたけどもう何もやる気がおきないくらいマジ疲れたのでそのまま帰って猫の世話してシャワー浴びて残した弁当食べながら発泡酒飲んでテレビ見ながら寝た。