最近読んだ本

フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人 (講談社ノベルス)

フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人 (講談社ノベルス)

とある陰謀に巻き込まれ自殺という形で死んだ妹の復讐を誓う兄の行動を軸に世間を騒がす「突き刺しジャック」事件も絡んできてさぁ大変!という話。


佐藤友哉初読み。最初ミステリだと思って読んでたらなんかSFチックになったり犯罪小説な感じになったりオカルトっぽくなったりでつまりそういうジャンル分けにはそぐわない作品だと思った。最後は某アニメっぽいし。キッチリしたお話が好きな人には合わないかもしれない。


登場人物に同人作家の人がいるのでそれっぽい話題やらセリフやらが出てくるのだけど、半分くらい出典がわからなくて僕もまだまだだと思ったりもした。ムスカはわかる。さくらはかろうじて。マルチはサッパリ。


あと全然関係ないけどはまぞうの書影が手元にある本(図書館で借りたやつだけど)と違ってて手元のは映画フィルムみたいな枠の中で(多分)女の子がジェリービーンズを舌に乗っけてる、の巻。カバーデザインってそんなにホイホイ変わるものなんだろうかな?